ラダックは、古くからチベット仏教が信仰されてきたところ。
その中でも仏教美術の至宝と言われる壁画や仏像が残る、アルチゴンパ(僧院)へ。
4000mの峠を越える天空のハイウェイ、インダス川の流れとザンスカールの山並み、
岸壁に建つ白壁の僧院…
息もつかせぬスペクタクルの中を走り抜け、
辿り着いた僧院の御堂に一歩足を踏み入れると、
四方の壁を天井まで埋め尽くす凄まじいばかりの極彩色の曼荼羅の数々(堂内は残念ながら撮影禁止)。
岩と砂の乾いた大地の中で、
同じくらい壮大な、人間の想念の宇宙が存在していることに、ただ驚嘆するばかりだった。
Ladakh India(2017.9.14-9.26)