本日の北日本新聞朝刊に、養蚕についての記事を載せていただきました。
どうもありがとうございました!
が…記事を仕上げていただいた後、新聞本社での最終チェックで、蚕の数え方を「頭」から「匹」に訂正され、
はあっ???となってしまいました。
今まで、ドヤ顔で「蚕は”頭”で数えるんですよ〜」と説明してきたわたしの立場はどうなるのか(^^::
どうも、多くの新聞社がベースにしている共同通信社の記事ルールでそうなっているみたいなのです。
お蚕さんを一頭、二頭と数えるのは、5000年も前から、
人間のために”絹”という類稀なる繊維を提供し続けてくれた虫に対する敬意の表れとして、
牛や馬などの大切な家畜と同じ扱いとするため。
その歴史を無視して、その辺のイモ虫とお蚕さんを一緒にするのは、なんか納得いきません。
(注 :決してイモ虫をディスっている訳ではありません。)
言葉は時代に合わせて変化していくものではありますが、
ものの数え方という基本的なところを簡単に変えてしまうのは、
結果的に一つの文化を消してしまうことになるんじゃないかと思います。
養蚕という文化の記憶を消さないためにも、ルールの再考をお願いしたいです。