
今回のタペストリー展は「TAO」ー陰陽思想をテーマとして、
1点1点、色と素材の対比を意識して制作しています。
と同時に、大部屋と小部屋に分かれているこのギャラリーの構造に合わせて、
部屋ごとに大きく2つの作品群に分けて展示しました。
大ギャラリーの、ウールと絹先糸の手紡ぎ糸を中心にした広幅タペストリーは、火や水、天と地、日と月といった、対立する自然界の要素で成り立っている世界の“空間軸”を。


小ギャラリーの掛け軸スタイルのタペストリーは、その世界の中で変化しながら日々繰り返される、空の色や、植物や人の一生といった“時間軸”を、絹裂き糸のグラデーションによって表現しています。
